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BLOG

チラシ、増版中。

2020-08-27

チラシ いつも、自分で作っています。


南区塩原にお引越しして1ヶ月半。

「近所にこんな店、あります。」と知っていただくためにチラシをポストに入れさせてもらっています。

朝、お店のオープン前に、汗だくになりながら自転車でウロウロしています。

「ポスティング」という行為が初めてで、はじめはなんだか、悪いことをしているような気持ちでした。

どんな人が住んでいるかも知らないのに、

「もう、いらんもの入れてから!」と思う方もいるだろう、

せっかく作ったこの1枚が、見ずに捨てられることの方が多いんだろうなぁ。 と、暗~~い気持ちではじめました。


マンションの入り口に「チラシお断り」とあるところは避けます。

「無断投函お断り」のところは、管理人さんがいれば、ご挨拶をします。

「どうぞ~~~^^」と言ってくださる方もいれば、「 いいですけど」と、なんだか怪しまれることもあります。


ズラリ並んだポストを目の前に、やっぱりなんだか悪いことをしているような気持ち。

暑いし、黙々と無表情で作業をしていると、どんどん不審な姿に見える気がして、自分を元気付けるために「こんにちは、すむです。」と言いながら投函するようになりました。

「可愛いお店です。どうぞ。」とか、たまにアレンジもします。

ブツブツ言っていてそれはそれで不審かもしれませんが、シンとしたポストを目の前に、声を出していた方が楽しくなってくるものです。



「チラシを見て~~~~」と来てくださった方と出会えた時の嬉しさったら!

「ん? なんだろう?」「なんか、あのチラシ、気になって。」と。 はぁ~~~、作ってよかった~~~~!です。

ドキドキして投函したチラシ、 それを見て来てくださった方も、きっとちょっとはドキドキ緊張しながら sum のドアを開けてくれたんだと思います。

初めて行くお店って、しかも路面店って、入りづらいですよね、緊張しますよね。 私、すごい緊張します。

(小料理屋さんとか、呑み屋さん・・・お酒を呑む場所は、割とひょいといけるのですが)





sum をはじめて、チラシを手作りしたきっかけは「お金がないから」でした。


何かのデザインなんてしたことないし、パソコンも超苦手。

だけど、紙で作ることでたくさんの人に伝わる可能性もある・・・でも少ない資金で何枚作れるのだろう・・・

 sum をはじめた、古門戸町に ペーパースタジアム さんがあったから一歩を踏み出した気がします。とにかくいろんな紙がいろんなサイズであって、カットもしてくれる。そして、なにより「特価品」の紙が束で売ってあるんです。 「ハギレ」のような、半端なサイズの束もあったり。どなたかが買って、サイズ指定をして、「残りはいりません」と言ったんだろうな~~という感じ。それをそのまま売ってくれている姿勢も好きだし、それなら大量に買うのに手が届く。


その時の自分の手の届く範囲で、自分の拙い技術で表現できること。  それもひとつのお店づくりかな。 という気持ちでいます。

伝えたいことは十分伝わると思っています。


これから、いつか、 sum が、「チラシを手作りする暇なんてない!!」「今回は◯◯さんに作っていただきました~~~^^」となっていても、それはそれで大歓迎です。    「おっっ!儲かってんな~!」と思ってください。笑   その時のそのチラシは、いつも支えてくださっている皆さんになにかを還元できる楽しい内容のお知らせチラシだといいな!と思います。



世の中の「チラシづくりのプロ」の方々へ最大のリスペクトの気持ちを込めて。


素朴な1枚のチラシのお話しでした。

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